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ベンガラとは?
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ベンガラ豆知識
【ベンガラ】
三二酸化鉄、酸化鉄
暗赤色〜赤褐色粉末で、無臭な赤色顔料。ベンガラとは酸化第二鉄を主成分とする赤色顔料の慣用名。
【ベンガラの作り方】
ローハの原石をハンマーで砕いて薪とローハを交互に積み釜で焼く。
長時間焼いて口を塞いで冷し、取り出して熱湯を加えてかきまぜ、溶けた溶液を水槽に入れて不純物を沈殿させる。
上澄液を釜に入れ、焚いて水槽に入れ、緑色の結晶(精製ローハ)にする。
臼びきの工程を経てベンガラとなる。
【ベンガラ使用用途】
・
金属・木材の保護材
・
建築物/船舶塗料
・
工芸材料
・
化粧品 など
ベンガラは成羽町吹屋の特産物として全国唯一の生産地であり、陶器、漆器、建造物、船舶等に高級塗料として使用されてきました。
鉱山の捨石から偶然発見された天然弁柄は非常に高級品として名を出し、全国に販路を作っていったのです。ベンガラには数段階のランクがあり、高級品は陶磁器の模様書き(九谷、伊万里、薩摩等)漆器の下塗(輪島・讃岐等)家具塗装、染料、印肉、船舶錆止め等、非常に広範囲に使われ、古くから貴重品として扱われてきました。
そもそもベンガラの成分は酸化第二鉄を主成分とする無機赤色顔料の一種で人類が使用した最古の顔料といわれています。主原料は緑著(ローハ)といい、銅鉱採掘時銅鉱脈の近くで産出するので「銅近」ともいいます。
このローハがベンガラになるということの発見は、下記のような説があります
説1:ベンガラ元祖橋本屋が火鉢でローバを焼いていて、その変化による発見説、説2:天然ローバを乾燥し、白色になったものを白粉として利用できないかと手を加えたところ赤色となった説、 説3:自然風化でてきたローハを炭焼窯に混入。焼いたところ赤色ベンガラができたという説。
いずれの方法で発見されたのかは、今となっては知る術はありません。しかし偶然にも発見されたこの真紅のベンガラは、時代を超え、人々の心を魅了し続けたことはまぎれもない事実です。
最近では、ベンガラを使った工芸品作りをされる方や、住宅家屋にベンガラを使用される建設業者様からのお問合せも増えてまいりました。私どもはこの伝統のベンガラをより多くの方に知っていただき、伝統の美しさを味わっていただきたいと日々願ってやみません。
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